5/12(土)、新宿のロフトプラスワンにて開催された「冲方サミットイベント初夏の大告知祭!」にINEI代表の富安が出演し、小説家で今回のイベントの主催者である冲方丁さんと対談しました。

冲方さんら登壇者と、沢山の来場者が各々お酒や食べ物を楽しみながら、冲方さんのお仕事にまつわる話をする和やかな雰囲気のイベントで、その様子はニコニコ生放送でも配信されていました。

冲方さんは、3月に表参道で開催された「未来世界遺産展」のストーリーテリングを担当していただき、会場でのトークセッションにも参加していただきました。今回のブログでは、会場で冲方さんと未来世界遺産展についての対談をした様子をレポートしたいと思います。

冒頭にINEIの仕事内容の紹介としていままでの作品をスライドで写しつつ、仕事の進め方や、どのぐらいの時間で描いたものなのかという説明をしました。

どのように未来世界遺産展が作られたか

対談では、「せっかく絵を描いても、いつも画面の中だけで世界が終わってしまっている。例えば実際に触れたり、匂いが嗅げたりするような、来場者が体験できる展示をやりたい。」という考えから未来世界遺産展が作られていったということなどが語られました。来場者になにかを体験してもらえる展示を目指して辿り着いたのが、『絵の前に立つと一人一人に手渡しされる手紙』でした。

3枚の絵それぞれの世界観に、冲方さんが絵の舞台となった国の様子や文化などの設定を考えてガイドブックの様な文章をつけて下さったことや、打ち合わせで冲方さんがストーリーの構想を熱く語ってくださった際に、INEIスタッフが感動のあまり涙を流したエピソードも語られました。

冲方さんは「体験型絵画鑑賞お手紙イベントでしたね」とユニークにまとめていらっしゃいました。

会場では、横幅10mを超える巨大なキャンバスをスタッフ達でDIYでつくったことや、想定よりも多くのお客さまに来ていただいたため手紙が足りなくなり、急遽スタッフで手折りしたことなどのこぼれ話も多く語られました。

また、冲方さんに絵のサイズ感を把握していただくために行ったVRを用いての打ち合わせで、冲方さんは「展覧会をするために同じ空間を電子的に作ってみました、なんて初めて聞きましたよ!」と驚かれていました。

このような素敵なイベントにお呼びいただき、とても貴重で楽しい時間を過ごせて光栄でした。

今回会場にお越しいただいた皆様、ニコ生にコメントを下さった方々、冲方さんをはじめとする冲方サミットメンバーの皆様、誠にありがとうございました!

冲方サミット初夏の大告知祭!

ニコニコ生放送

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