INEIで実践しているコンセプトアートの使い方をご紹介します。

PRE-Production(プリプロ)
1:Pitch Concept(ピッチコンセプト)
プロジェクト全体の指標となるようなビジュアルコンセプトをクライアントと一緒に考えて行きます。
参加者:ディレクター、プロデューサーなど
目的:出資者、協力者へのプレゼンテーションなど

2、Scene Concept(シーンコンセプト)
ピッチコンセプトで作られたビジュアルコンセプトを各シーンに水平展開します。
参加者:ディレクター、プロデューサー、スクリプター、アートディレクターなど
目的:各シーンのコンセプトを決める・スタッフへの共有など

3、Asset Concept(アセットコンセプト)
世界を構成する文化をアセットから考察し、コンセプトを決定して行く。
服装、建物、乗り物、化学、文明、歴史、食べ物など
目的:シーンコンセプトを構成するアセットのコンセプトを考察することにより世界観を確立して行く。

Production(プロダクション)
4、プロダクションアート
レベルデザインの後、3DCGの上からオーバーペインティング
カメラが決定された後、Visual targetを描いていく

5、Propデザイン
大道具や小道具の実際のデザイン。
汚れ方、壊れ方などもデザインする。

6、戻ってくる場合のアートディレクション
コンセプトアートで描いたように実際には制作できない場合に一度戻してアートディレクションをする。